生物の血を糧として、人間を襲い続ける“血吸い族”を絶滅させるため、“闇斬り人”として戦う陽村優と水谷晶。人類の敵とはいえ、血吸い族を斬る事にためらいを感じる優は、自らを人間より優れた存在“天人”と呼ぶ血吸い族の女・魔利亜に出会う。お互いの存在、倫理に激しく意見を交わす二人であったが、相容れることは無く、魔利亜はその戦闘能力を遺憾なく発揮し、優を圧倒するのであった。苦痛に喘ぐ魔利亜のフラッシュバックによって、闇斬り人との接触が発覚した。しかし、止めを刺さなかった事で魔利亜に余計な感情が芽生えることを恐れた血吸い族・李は、事態の早期決着を図るため、仲間の蛮と共に魔利亜を闇斬り人との決闘へ送り込む。