人間の夢を奪いつくし、現実世界を恐怖と絶望の支配する闇の世界にせんとたくらむサッキュバス。その最後にして最強の刺客、サッキュバスの女王、ナーガがついに、その姿を現した。ナーガは、美弥を連れ去り、その心を夢の世界に閉じ込めてしまう。終わりのない悪夢の世界で戦い続け、ついに倒れてしまう美弥。眠兎と葵は、美弥の居場所を探し出すため、奔走するが、手がかりは得られない。そんな二人の前に現れるアイラ。しかし、夢の中に入れるのはわずかに七分間だけ、それを過ぎれば、夢の世界にとらわれ、二度と戻ることはできない。危険を承知の上で、眠兎、葵は、夢の世界へと向かう。しかし、そこに待っているのは、上級サッキュバス、サロメ、そして、最強の敵、ナーガ。壮絶な死闘の末に待つものは、勝利の笑顔か、それとも…。